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2006年11月 4日 (土)

『「投資バカ」につける薬』を読んだ

「投資バカ」につける薬を読んだ。

投資に関する常識に対して問題点を指摘している内容。投資信託の手数料(信託報酬率)の高さ、生命保険料の付加保険料、など。

自分が各金融商品について問題点だと認識していることとほぼ同じ内容を指摘しており、参考になった。普段投資系の雑誌や金融機関からの情報だけに頼っているような人はこの本を読んだほうがよいと思う。インターネットで情報収集をしていれば、この本に書いてある問題点を指摘しているサイトはいくつもあるので、新鮮な情報というのはあまりなかったが。

ファイナンシャル・プランナーに対する批判的な内容もあり、FPとして活動している人にとっては顧客にあまり知って欲しくない内容だろうなぁ。

この本の内容で個人的に同意できないと思う部分は、個人向け国債を投資対象として勧めているところでしょうか。確かに他にろくな投資先がないからということで消極的な推奨という感じにはなっていますが。まあ、この本の内容にあるように、日本がデフォルトになる確率を出せといわれても簡単には出せないけど、個人的には財務大臣や財務省の人間が投資しないような投資商品にお金を出すのはアホだと思う。債務超過の企業の社債を2%にも満たない利回りで投資するのと同等のことをやっているわけだし。

この本ではパッシブ・ファンドについてもよろしくないという主張をしており、これはこの系統の本にしてはめずらしい内容。理由としてTOPIXや日経平均の銘柄入替や浮動株比率変更による引け値ギャランティー売買やコバンザメ投資法の犠牲になることを挙げている。最近はコバンザメ投資法も広まりすぎていてあまり儲からないけど、パッシブファンドを買うよりはよほど勝てる手法だからなぁ。

この本では金融機関が手数料を取りすぎていることを問題にしていますが、もっと手数料が下がり、顧客と金融機関にとってWin-Winな関係が築けるようになることを期待したいものです。

この本の著者の山崎元氏の名前はどこかで見たことがあると思っていたけど、マネックス証券のメルマガにたまに名前が出てたみたい。と思っていまググってみたら、楽天証券の客員研究員でコラムももっているらしい。

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