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2007年10月に作成された記事

2007年10月29日 (月)

『「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計』を読んだ

「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (橘玲 著)を読んだ。

最近貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメントを読んでこの人が書いた「黄金の羽根」の本のことを思い出して調べていたら、他にも興味のある本を出版していたので読んでみた。

2001年に刊行されたゴミ投資家のための人生設計入門[借金編]を2004年に文庫化したものであり、前半部分が「黄金の羽根」へと展開され、後半部分は「得する生活」へと展開されたとのこと。

前半部分は「黄金の羽根」と同じような内容であり、昔読んだ内容を思い出しながら読めた。世間一般の視点とは違った視点からお金に関することを見ており、内容をどこまで信じるかは人それぞれだが、こういう視点もあるということを考えながら読むことで新たな発見につながると思う。

後半部分は借金に関連する内容であったが、日頃自分は借金にはかかわらないようにしていることもあって、いろいろとためになる内容だった。金融というお仕事の説明で消費者金融やトイチなどについて説明していたり、「国営」の金融機関から有利にお金を借りることができるということを説明していた。自分が借金でかかわっているのはクレジットカードの一括払いだけであり、この本では-0.5%の利息としてポイントも含めて有利だと書いてあった。借金で首が回らなくなった人が返済のためにより高利の借金を重ねて破滅に至ることが多いということについても書いてあり、そんなことするよりもバンザイしてとっとと自己破産なりしたほうがよいということも書いてあり、感心した。

この本の最後で指摘しているのが、小泉政権が既得権をつぶすさめに民営化を進めているが、日本では「弱者」がいろいろな支援をもらっていて一番既得権がある立場であるが、そういう層が増えるとシステムとして破綻に向かうので、市場原理で進化していくことになるだろう、ということであった。「弱者」の定義の中にうまく入れずに苦しんでいる若者もいるし、「弱者」の定義の中にうまく入って搾取している老人もいるという状況は個人的に実感していたのだが、こういうのが是正されるにはやはり時間がたって自然と是正されることを待つしかないんだろうなぁ。難しい問題だと思う。お金持ちはこういう「弱者」に搾取される前にとっとと国外脱出したほうがいいんでしょうね。

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2007年10月17日 (水)

「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント」を読んだ

貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント - ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵を読んだ。

短期投資をやめて長期投資(20年とかのスパンの超長期投資)を勧める内容。個人的にここ数年は短期投資志向になっていたがそろそろ限界を感じていたため、投資の基本を改めて認識することができてためになる内容だった。

日本の世代間の金融格差について言及し、若い人ほど将来に向けて投資をする必要があり、老人はそれが不要と指摘。年金資金運用基金の運用方法を述べ、内外の債券・株式についてそれぞれ期待利回りとボラティリティを考慮し、ポートフォリオの配分割合を決め、ドルコストで買い付けて、超長期で利回りを評価することが重要と指摘。相場の上昇や下落で配分割合が大きく変わったときにリバランスで対応することと、超長期で考えると期待収益に対するボラティリティが小さくなるため、相場急落局面でも「何もしない」ことの重要性にも触れている。

また、アルファ戦略とベータ戦略について述べており、市場平均であるベータを取るパッシブ運用の重要さと、アクティブ運用でアルファを取りにいくことの困難さを指摘し、パッシブに徹することを指摘している。

他に、ポートフォリオ理論の観点から、持ち家を買うことについても述べており、個人のポートフォリオにおける不動産の割合が高くなりすぎることを指摘している。

自分が投資を始めてからしばらくたった頃に、金持ち父さんシリーズの本や「ランダム・ウォーカー」の本や「黄金の羽根」の本を読んでおり、この本で書かれていることの内容はすでに知っていることが多かったが、数年ぶりにこういった内容の本を改めて読むことで、長期投資の重要性を再認識することができた。

この本では、短期投資の場合には投資に関する情報収集や分析に時間をかけすぎてしまい、クオリティ・オブ・ライフの低下を招くという記述があり、自分も投資に関して割く時間が多くなっているのが問題だと思っていたので、今後の投資方法について自分の今後の人生も含めて再検討したいと思った。投資に関する情報収集や分析は半分趣味みたいなものなのでそんなに苦になってはないつもりだったけど、確かに使っている時間はかなりのものがあるので見直すきっかけにしたい。

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